母の仕事が自慢?
保育園〜幼稚園年少組くらいの記憶。
社宅時代だったはず。
若いカップルが公園でテニスをしていた。
私は一人っ子で周りに大人が多かったからか、
お兄ちゃんお姉ちゃんが好きだった。
テニスをしていたカップルが怪我をした様子。
慌てているのを見た私は近寄り声をかけたのだ。
『私のお母さん看護婦だから手当てしてもらおう』
家で寛いでいた母。
怪我人を連れてきた娘。
彼女さんが指を挟んだのか爪から血が出ていて、
見た目は痛々しかった。
母は救急箱を持ってきて、
消毒し包帯して応急処置をした。
消毒と言ってもマキロンじゃなくて
病院から持って帰ってきたような本気のやつ。
化膿したら大変だから病院行くように言っていた。
たくさんお礼を言われて嬉しかった。
いい事をしたと思えた。
母はビックリ呆れ顔。
私の行動力に笑えるし、
自慢の看護婦のお母さんだったからか。
単純な正義感からだったのか。