お転婆娘
保育園時代
保育園で散歩に出かけることがあって、
近くの公園で遊ぶのが恒例だった。
私は友達に自慢するために、
鉄棒に座り、両手を離した。
記憶にあるのは、自慢下な自分の感情だ。
ほら〜みてみて
こんなことできる?
(両手をバンザイする)
そして、バランスを崩し落下した。
下唇を噛んだようで血だらけに。
病院でお腹の上に看護師が乗り抑えつけられていた。
痛くはなかった。重かった記憶が残っている。
母は白衣のままで駆けつけていた。
下唇が貫通していたらしい。
縫われたようだ。
記憶は、自慢と重かったことだけ。